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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

見学会


春日局と大奥コース

 風が少し強かったものの秋晴れの中、都営線「春日」駅(東京メトロ「後楽園」駅)の6番地上出口に集合。今回は、江戸幕府3代将軍徳川家光の乳母、春日局にゆかりのある地、春日稲荷神社、昌清寺、麟祥寺などを中心にめぐるコース。途中、石川啄木ゆかりの喜之床跡、本郷にある金魚店「金魚坂」や菊坂、菊まつりの開催で賑わいを見せていた湯島天神なども見学し, 最終地点の上野恩賜公園を目指しました。
 東京ドームシティアトラクションズで楽しむ人々の歓声を耳にしながら、新壱岐坂に入ると、急に人が少なくなり静寂漂う街中。そのギャップに昔にタイムスリップしたかのような感覚に。平日には見られない休日の都会の顔。説明を聞きながら、当時の出来事に思いを馳せながら見学を楽しみました。

【取材】文・写真:広報部会・田辺友紀子

この見学会の詳しい記事は『えど友』114号(3/1発行)に掲載されます。


秋晴れの中,都営地下鉄「春日駅」・東京メトロ「後楽園駅」前に集合。 3代将軍徳川秀忠の弟,徳川忠長の乳母・朝倉きよ(お清の方)を開祖とする昌清寺。
本郷弓町にある樹齢600年の大楠。もとは旗本甲斐庄の屋敷内にあった。 喜之床跡(現新井理髪店)。この理髪店の2階に石川啄木家族が2年ほど暮らしていた。
櫻木神社。江戸城築城の際,大田道灌が京都の北野天満宮より江戸城内に勧請し創建したのが始まりとされる。 縁日の夜は,多数の店が並び賑わっていたとされる本郷薬師。
創業350年の金魚屋「金魚坂」。江戸時代,金魚は「金運をもたらす魚」とされ,人気を博した。 付近には,樋口一葉ほか多くの文人の邸宅跡が残る菊坂。
寛永年間創業の老舗の和菓子店「壺屋総本店」。勝海舟が愛した銘菓「壺最中」などを販売。日曜は定休日。 令和元年10月に,文京区立礫川公園から麟祥院前に移設したての春日局像。
春日局と稲葉一族等が眠る菩提寺,麟祥院。 中央が春日局の墓。「黄泉からこの世を見通せるように」との遺言から,墓石は四方に穴が貫通している。
菊まつり開催中の湯島天神。 菊まつりで展示されていた華やかな菊花。
岩崎彌太郎に始まる三菱の歴史を展示している三菱史料館。土日は休館日。 無縁坂。この道を下っていくと上野恩賜公園の不忍池にたどり着く。
不忍池。休日のため,外国人の旅行者を含め多くの人で賑わっていた。 上野恩賜公園内にある天海僧正毛髪塔。天海僧正は,春日局が信頼を寄せた僧侶。ここで解散となった。

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