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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

見学会


『江戸名所図会』を中心に江戸の面影を訪ね歩く その1 湯島・本郷

 今年6月から、新たに『江戸名所図会』を中心とした史跡の見学会が始まりました!
『江戸名所図会』は江戸時代に神田の町名主であった斉藤家父子三代にわたって刊行された地誌です。当時は旅をする人々にとって貴重な観光案内書であり、史誌でもありました。今回は『江戸名所図会』全七巻の内の、巻之五「玉衡之部の聖堂を始めとして、神田明神・妻恋神社・霊雲寺・湯島天満宮・麟祥院」のほかに近隣の坂道・屋敷跡・墓所・水道歴史館なども巡って、御茶ノ水駅辺に戻りました。聞きしに勝る急坂の多いことに驚きです。
 [注]●は江戸名所図会に絵のあるもの

【記録】文・写真:広報部会・国定美津子


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集合…○千代田線「新お茶ノ水」駅前から出発。参加者は207人でした 聖橋…○名所図会には聖橋はなく船着場のみ。現橋は昭和2年完成のもの
神田川…●「神田川」を聖橋からみると、中央線に丸の内線、総武線が交叉・・・(写真選択→拡大) 聖橋北詰…○川向こうのニコライ堂をスケッチしている人がいました!
聖堂入徳門…●林羅山が上野に営んだ私塾の「孔子廟」が移築された学府です< 聖堂の大殿…●「杏壇門」から眺める「大成殿・孔子廟」は荘厳そのもの(写真選択→拡大)
聖堂の野外…○昭和50年に台北市ライオンズ・クラブ寄贈の「孔子像」が… 聖堂の東…●「昌平坂」は、孔子の生まれた村の名前「昌平」に因みます
神田明神社…●江戸城表鬼門の「江戸総鎮守」。三の宮の祭神は平将門とか 神田明神社…●「門前板橋街道」鳥居左手に、中山道の道しるべ?があります(写真選択→拡大)
神田明神社…●「随身門・楼門」は昭和50年に昭和天皇即位50年記念に建立 神田明神社…●「拝殿」内での結婚式。古式ゆかしき白無垢の花嫁さんでした(写真選択→拡大)
神田の家…○「遠藤家住宅」は材木商の店舗兼住宅で千代田区指定文化財です(写真選択→拡大) 妻恋神社…●祭神は日本武尊と妃弟橘姫。縁起物は「木版刷の夢枕」です
霊雲寺…●本堂「灌頂堂」。将軍綱吉のとき、元禄4年(1691)創建の江戸鎮護の真言律宗の寺です(写真選択→拡大) 霊雲寺…●本堂西の左手に「地蔵堂・開山堂」があります。開山は浄厳律師です
湯島天満宮…●ここでも結婚式は白無垢!祭神は菅原道真で再興は太田道灌(写真選択→拡大) 湯島天満宮…●切通坂の「鳥居」。正面の「銅造明神鳥居」は都指定建造物
麟祥院…●家光乳母春日の局の隠棲の場で、死後に、菩提寺となりました かねやす…○太田道灌の領地の境目。「本郷もかねやすまでは江戸の内」と(写真選択→拡大)
大クスノキ…○甲斐庄喜右衛門の屋敷跡に、今も樹齢六百年のクスノキが… 昌清寺…○「昌清尼の墓」将軍家光の弟忠長の乳母の墓です
本郷給水所公苑…○「神田上水石垣遺構復元」配水池上部公苑の上にあります 神田上水懸樋…●昔、近くに名水が湧き、将軍のお茶ノ水に献上されました


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