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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

江戸名所図会を歩く

 今回は三軒茶屋周辺の世田谷区東部を巡ります。江戸時代には大山詣の旅人が往来し、賑わった所です。歩いたのは紅葉が見頃となった11月下旬から12月初旬でした。

【取材】歩いた人(文・写真):広報部会・菊池真一


その30 [北沢淡島明神社から八幡山宗円禅寺]

   挿絵:長谷川雪旦  ▲常盤橋

所要時間: 歩く時間と見学時間を入れて全行程3時間ほど。
井の頭線・小田急線下北沢駅-10分-森厳寺・淡島堂(北沢淡島明神社)-1分-北沢八幡神社-3分-北沢川緑道-13分-円泉寺・太子堂-4分-烏山川緑道-8分-教学院(心見観音)-5分-大山道道標-7分-蛇崩川緑道-10分-駒留八幡神社(若宮八幡宮)-4分-常盤塚-14分-宗円寺(八幡山宗円禅寺)-4分-田園都市線駒沢大学駅  (括弧内は江戸名所図会の項目名)
森厳寺の山門には「粟島(あわしま)の灸」と書かれている。 境内にある淡島(あわしま)堂。江戸時代には灸治で大いに賑わった。
本堂前に立ち並ぶ大イチョウ。下では淡島幼稚園の園児たちがお散歩中。 森厳寺が別当であった北沢八幡神社の社殿。
円泉寺の角に立つ「林芙美子旧居跡」の標示板。文中にある二軒長屋は現在残っていない。(写真選択→拡大) 円泉寺の太子堂。弘法大師作と伝わる聖徳太子像が祀られている。太子堂の地名の由来となった。
太子堂の周囲には多くの奉納額が掲げられている。 円泉寺門外にある庚申塚。切り株の「うろ」にあり、人目を引く。
紅葉に彩られた教学院の境内。右手の不動堂には目青不動が祀られている。 教学院の標示板。(写真選択→拡大)
三軒茶屋交差点にある大山道道標。常盤橋はこの近くにあったという。 大山道道標の標示板。(写真選択→拡大)
世田谷通りの近くにある駒留八幡神社。 駒留八幡神社の標示板。(写真選択→拡大)
社殿奥にある厳島神社。周囲の池の水は現在涸れている 付近の住宅街の中にある常盤塚。現在の塚は昭和58年(1983)に再興したもの。
常盤塚の標示板。(写真選択→拡大) 駒留八幡神社の別当寺だった宗円寺。
境内のあちこちに七福神の石像が立っている。その姿は何ともユーモラス。 木陰で琵琶を奏でるのは弁財天。

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