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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

江戸名所図会を歩く

 今回は渋谷周辺巡りで、渋谷という「谷」を十分に体感できました。歩いたのは9月上旬の秋晴れの日でした。

【取材】歩いた人(文・写真):広報部会・菊池真一


その28 [氷川明神社から神仙水]

   挿絵:長谷川雪旦  ▲富士見坂一本松

所要時間: 歩く時間と見学時間を入れて全行程2時間ほど。
JR恵比寿駅-東京女学館前バス停-1分-羽沢坂-6分-常盤松の碑-1分-吸江寺-3分-氷川明神社(現渋谷氷川神社)-1分-宝泉寺-7分-渋谷八幡宮(現金王八幡宮)-8分-富士見坂(現宮益坂)-10分-長泉寺-13分-道玄坂-12分-道玄物見の松跡-5分-弘法湯の碑-1分-井の頭線神泉駅
源頼朝伝説に基づく地名羽沢(羽根沢)が残る羽沢(はねざわ)坂。 樹齢400年余の名木常盤(ときわ)松があったという「常盤松の碑」。
吸江(きゅうこう)寺の鐘楼には明和6年(1769)銘の鐘が今も残っている。 氷川神社の境内に残る金王(こんのう)相撲の土俵場。
「氷川神社金王相撲跡」の説明板。(写真選択→拡大) 氷川神社の別当寺であった宝泉寺。
渋谷金王丸の名に由来する金王八幡宮の社殿。 金王丸ゆかりの金王桜が植え継がれて今も残る。
「金王桜」の説明板。(写真選択→拡大) 宝物館に展示されている幕末期奉納の算額。
金王丸の木像を祀る金王御影(みえい)堂。 元は富士見坂と呼ばれていた宮益坂。
金王丸の守護仏「人肌観音」を祀る長泉寺本堂。 「木造聖観音菩薩立像(人肌観音)」の説明板(写真選択→拡大)
長泉寺の墓地の奥には周辺から集められた200体以上の石仏群がある。 人通りの絶えない道玄坂。
坂の途中にある「渋谷道玄坂」の石碑。(写真選択→拡大) 道玄物見の松があったと思われる場所から道玄坂方向を見ても、見えるのは高速道路のみ。
神仙水があったという神泉谷の地形がよく分かる神泉駅周辺。 神泉駅前に残る「弘法湯の碑」。正面には弘法大師の像と「弘法大師 右神泉湯道」という文字が刻まれている。

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