本文へスキップ

学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

江戸名所図会を歩く

 今回は早稲田通りの周辺を巡ります。江戸時代から続く寺が多く残る地域です。歩いたのは長かった猛暑がようやく和らいできた8月下旬でした。

【取材】歩いた人(文・写真):広報部会・菊池真一


その40 [蔭涼山済松寺から正定山幸国寺]

   挿絵:長谷川雪旦  ▲済松寺

所要時間: 歩く時間と見学時間を入れて全行程2時間30分ほど。
東京メトロ東西線神楽坂駅-10分-蔭涼山済松寺-4分-一樹山宗柏寺-6分-雲居山宗参寺-10分-元赤城神社(赤城明神の旧地)-8分-天祖神社(神明宮)-6分-夏目坂-3分-亀鶴山誓閑寺-5分-本妙山感通寺-12分-正定山幸国寺-3分-都営大江戸線牛込柳町駅 (カッコ内は図会の見出し項目名)
徳川家光ゆかりの済松寺。本堂は近代建築になっている。 図会に描かれている唐門がいまも残る。
宗柏寺(そうはくじ)の釈迦堂。 織田信長の比叡山焼き討ちの難を逃れたと伝わる釈迦如来像。
宗参寺(そうさんじ)を創建した牛込氏の墓。 「牛込氏墓」の説明板。(写真選択→拡大)
同じ墓地にある儒学者・兵学者山鹿素行の墓。 赤城神社の旧地にある元赤城神社。
狛犬はなかなか愛嬌のある顔立ち。 同所にある説明板には牛込の由来が書かれている。(写真選択→拡大)
狭いながらも森閑とした天祖神社。 「天祖神社の由来」の説明板。(写真選択→拡大)
夏目漱石の父が名付けたといわれる夏目坂。 坂下にある「夏目漱石誕生の地」記念碑。
誓閑寺の鐘楼。梵鐘が大きすぎるため、鐘突き用の石台を継ぎ足している。 「誓閑寺の梵鐘」の説明板。(写真選択→拡大)
本堂に安置されている「銅造地蔵菩薩半跏(はんか)像」の説明板。(写真選択→拡大) 感通寺の山門。金文字の寺名が目を引く。
境内の毘沙門堂。 ガラス戸越しに見える毘沙門天像は越後の日朝寺より移されたもの。
幸国寺の山門は田安家の屋敷門を移築したといわれる。 「幸国寺の山門」の説明板。(写真選択→拡大
幸国寺本堂。 本堂に安置されている日蓮上人像は「布引の御影(ぬのびきのみえい)」と呼ばれる。

バナースペース

江戸東京博物館友の会

〒130-0015
東京都墨田区横網1-4-1

TEL 03-3626-9910