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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

江戸名所図会を歩く

 都心へと戻って永田町駅から赤坂周辺を巡り、青山霊園まで歩きました。江戸時代からの坂が多い地域で、坂歩きも併せて楽しめます。
 歩いたのは新緑の風薫る5月半ばでした。

【取材】歩いた人(文・写真):広報部会・菊池真一


その26 [赤坂御門から崑崙山玉窓寺]

   挿絵:長谷川雪旦  ▲赤坂氷川の社

所要時間: 歩く時間と見学時間を入れて全行程3時間ほど。
東京メトロ永田町駅-1分-赤坂御門跡-10分-赤坂御用地(赤根山)-10分-一ツ木通り(一木原)-5分-平河山浄土寺-5分-佛智山円通寺(円通寺の旧跡)-4分-赤坂サカス(今井古城の址)-5分-報土寺(番外)-2分-霊鳳山種徳寺(狩野興意墓)-6分-勝海舟邸跡(番外)-2分-赤坂氷川神社(氷川明神社)-7分-檜町公園(番外)-25分-信康山龍仙寺-2分-崑崙山玉窓寺-6分-東京メトロ青山一丁目駅
赤坂御門跡に復元された石垣。後ろには赤プリ(グランドプリンス赤坂)跡地に新しいホテルができたばかり。 紀伊国坂の上り。左手の赤坂御用地の辺りは、かつて「赤根山」と呼ばれていた。
一ツ木通りの名称は昔の地名「一木原(ひとつぎがはら)」が由来となっている。 六地蔵尊という名で親しまれている浄土寺の「銅造地蔵菩薩坐像」。
銅造地蔵菩薩坐像の説明板。(写真選択→拡大) 坂上にある円通寺へと続く円通寺坂。元々同名の別寺があったという。
赤坂サカスのビル群。平安末期にはここに今井古城があったと伝えられている。 三分坂(さんぷんざか)にそって、報土寺の築地塀が味わいのある景色を作り出している。
報土寺境内の雷電為右衛門の墓。手前にあるのは十貫目の力石。 雷電為右衛門の墓の説明板。(写真選択→拡大)
種徳寺墓地にある狩野派の絵師・狩野興意(興以)の墓。代々の当主の名が石板に刻まれている。 本氷川坂の入口には勝海舟邸があった。坂本龍馬が海舟を斬りにきたのがここ。
風格のある赤坂氷川神社社殿。 赤坂氷川神社社殿の説明板。(写真選択→拡大)
社殿向かいにある天然記念物の大イチョウ。樹齢は何と400年。 東京ミッドタウンに隣接する檜町公園は心安らぐ都会のアオシス。
青山霊園内にある龍泉寺の本堂。左右に格子窓がある。 左には穏やかな顔の子安観音菩薩が、
右にはきりっとした顔の黒薬師如来が祀られている。 玉総寺には開基・玉総秀珍大姉の宝篋印塔(右端)が残されている。

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