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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

江戸名所図会を歩く

 前回の終点目黒駅から再び出発し、世田谷区の等々力駅までの広範な範囲を歩きました(一部電車移動)。図会で取り上げられた6カ所の寺社はすべてが残っています。
 歩いたのは紅梅が見頃を迎えた2月中旬でした。

【取材】歩いた人(文・写真):広報部会・菊池真一


その25 [千代が崎から致航山満願寺]

   挿絵:長谷川雪旦  ▲千代が崎

所要時間: 歩く時間と見学時間を入れて全行程4時間ほど(一部電車利用)。
JR・東急線目黒駅-3分-千代が崎-15分-高峰山長泉律院(現長泉院)-7分-明顕山祐天寺-45分-妙法山法華寺(現円融寺)-5分-碑文谷八幡宮-15分-東横線都立大学駅-電車10分-大井町線九品仏駅-5分-九品山淨眞寺(九品仏)-20分-致航山満願寺-5分-大井町線等々力駅
かつては眺望の良い場所であった千代が崎の辺りから目黒川方面を見下ろす。現在では建物に遮られて川面は全く見えない。 石のオブジェが並ぶ現代彫刻美術館の野外展示場。長泉院が設立したもの。
長泉院の本堂はモダン建築。なんと屋上に鐘楼がある! 享保20年(1735)建立の祐天寺仁王門。奥に本堂が見える。
仁王門の右手にある「かさね塚」。 「かさね塚の由来」説明板。(写真選択→拡大)
境内墓地にある祐天上人の墓。 円融寺へ向かう途中にある「油面(あぶらめん)子育地蔵尊」。
室町時代建立の円融寺山門。 「碑文谷(ひもんや)の仁王さん」のある仁王門は満開の紅梅に彩られていた。
碑文谷八幡宮の拝殿。 社殿の右手にある「碑文石(ひもんせき)」。ガラスケース越しで文字がよく見えない。
「碑文石」説明板。(写真選択→拡大) 八幡宮の裏手には竹林や古民家のある「すずめのお宿緑地公園」がある。
「九品仏(くほんぶつ)」として知られる淨眞寺の総門近くには、穏やかな笑顔のお地蔵さんがあちこちに並ぶ。 九品仏を安置している3棟の三仏堂。
中央に建つ上品(じょうぼん)堂の内部。中央にあるのが上品上生(じょうしょう)仏 。 「九品仏と三仏堂」説明板。寺内の説明板はすべて英文併記になっている。
満願寺山門の額「致航山」の文字は儒学者・書家の細井光沢の筆になるもの。 本堂裏手の墓地にある細井光沢の墓(国指定史跡)。

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