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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

江戸名所図会を歩く

今回もエリアとしては芝公園の近辺です。愛宕神社の近くの青松寺をまず目指します。最寄り駅で一番近いのは東京メトロ 三田線・御成門駅ですが、私はまた大江戸線の大門駅から歩きました。出かけたのはそろそろ梅雨入りかと思われる6月1日。金地院の墓地でひっかかって、2度目に訪れたのは梅雨最中の6月末でした。思いがけず6月1日は熊野神社の祭礼、末には夏越しの払いで各神社の茅の輪くぐりを楽しみました。

【取材】歩いた人(文・写真):広報部会・中村貞子


その9 [萬年山青松寺から赤羽橋]

挿絵:長谷川雪旦 赤羽


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所要時間:見学時間を除くと歩く時間は約50分。
青松寺―5分―愛宕トンネル―2分―天徳寺―10分―西久保八幡神社―8分―飯倉交差点―3分―金地院―8分―熊野権現宮―3分―心光院―8分―赤羽橋
堂々たる山門の青松寺。墓地は山の上にある。 本堂の扉。これは貝塚の青松寺と呼ばれていた頃の名残か。この本堂は昭和5年の建物だから、デザインとして取り入れたのだろうね。
檀家以外はお断りを無視して本堂の右手から墓地に登ってみる。これは奴地蔵と呼ばれる松平越後守宣富の足軽、芦田勘助義勝のお墓。 愛宕トンネルをくぐって、天徳寺へ。本堂は八角形。
境内には港区の指定文化財、「弥陀種子板碑」。梵字の下に「永仁六年七月日」と読める。 西久保八幡神社の茅の輪。
道着姿の男性たちが古武道の稽古を始めようとしていた。 桜田通りをそのまま行かず、霊友会釈迦殿の裏を回って行ってみる。雁木坂を下って、飯倉交差点へ出る。
飯倉交差点から永井坂を登っていくと、東京タワーの向かい側に金地院がある。ここの本堂も八角形。 かなり広い大名家の墓地があるのに、驚いた。ここは盛岡南部家の正室の墓所。
八戸、七戸の南部家藩主の墓所。 6月1日に訪れた熊野神社はちょうど祭礼の日であった。
昼時なので、神輿もおやすみ。 桜田通りを少し入ったところにある心光院。元は赤羽川の近くにあった。
ここで有名なのはお竹さん。(写真選択→拡大) お竹如来像。手前に流し板を入れた箱が置かれている。
大正15年に架け替えられた赤羽橋の親柱が橋の南詰めに残されていた。

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